YATTARU

2026-11-08 企業向け

AIを業務に入れたい会社が、外の人に頼む前に決めておく5つのこと

中小企業の約7割は、まだ AI の活用に取り組んでいません。理由の1位は「業務がイメージできない」。外の人に頼む前に社内で決めておくと、最初の一歩が早く、失敗しにくくなる5つのことをまとめました。

中小企業AI導入外注

中小企業庁が2026年10月21日の会議で示した資料(中小企業白書2026年版の調査からの抜粋)では、AI の活用にまだ取り組んでいない中小企業は69.7%でした。取り組んでいない理由で最も多かったのは「業務がイメージできない」(63.4%)です(取り組み状況 n=5,645、理由 n=3,888、複数回答)。

「AI を使いたいが、何を任せればよいか分からない」。この状態で外の人に頼むと、話が広がったまま進まないことがあります。頼む前に社内で次の5つを決めておくと、最初の一歩が早くなります。

1. 任せたい業務を「1つ」に絞る

最初は1つで十分です。選ぶときは、次の3つが重なる業務がおすすめです。

たとえば、問い合わせメールの返信の下書き、会議の記録、商品ページの文章、月末の集計などです。

2. 今どれだけ時間がかかっているかを測っておく

「AI を入れて良くなったか」は、前の時間が分からないと判断できません。担当者に、その業務に1回あたり・1か月あたりどれくらいかかっているかを、ざっくりでよいので書いてもらいます。

3. 社外に出してよい情報の線を引く

AI に読ませる情報と、外の人に見せる情報の範囲を決めます。

区分例扱い
出してよい公開済みの商品情報、社内の手順書そのまま使ってよい
加工すれば出してよい問い合わせの文面氏名・連絡先を消してから
出さない顧客名簿、契約書、パスワードAI にも外の人にも渡さない

この線が決まっていないと、外の人は安全側に倒して手を出せず、進みが遅くなります。

4. 社内の窓口を1人決める

外の人が業務を回すとき、質問や確認の相手が決まっていないと止まります。決めること・確認することを受ける窓口を、1人決めておきます。

5. 「うまくいった」の基準を先に決める

最初の1か月で何ができれば続けるかを、先に決めておきます。

基準があれば、続けるか、やり方を変えるか、やめるかを迷わずに決められます。

頼む相手は「AI に詳しい人」より「業界を分かって AI で回せる人」

AI の使い方そのものは、調べれば分かることが増えました。差がつくのは、その業界で「言ってよいこと・いけないこと」や、仕事の段取りを分かっているかです。

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出典:中小企業庁「中小企業におけるAX推進の方向性」(2026年10月21日、資料4。図は「2026年版 中小企業白書・小規模企業白書の概要」より)。資料のPDF

書いた人:YATTARU 運営(フィリピンから、AI を使って運営しています)。記事の誤りやご意見は、ご意見箱から教えてください(登録なしで送れます)。